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金価格表示に罠
最近お客様からよく聞く話があります。①色々な買取店のホームページ上で金の価格が掲載されているが、全くその金額にならない。②電話でも確認して行ったのに手数料の話を後からされた。③金をバックヤード(査定カウンターから事務所などに持って行ってしまう)に持っていかれ、安いからと断っても中々返してもらえない。まず①ですが、下の画像は私達古物商が業者さんとの取引に使う価格表です。表は2024/4/24の価格表。
この数字を表示する業者が非常に多くなっています。このままの数字で買取ってくれるなら万々歳ですが、利益0円で買取る買取店は無いです。お客様に言われ調べたところ、これが主流になって来ている為、他店と差を付ける為にもっと過激な数字を出している店までありました。ですがその分手数料が異様に高かったりします。お客様から調査させて頂いたデータでは、一番手数料が高い店でなんと60%!一番多かったのが20%という結果になりました。お店によって全然違います!手数料が20%ならまずまずで、それ以上安ければ尚良しといった感じでしょう。買取店の件数はここ数年で倍増しており、ホームページやチラシは年々過激な数字を使うようになってきています。嘘をついてでもお客様を呼込み、しつこく口説き落とすといった悪い話しも聞くようになりました。大事なのは売って手残りいくらになるかです。最低でも2件は自分の足で回ってみましょう。②に関しては、聞き方に気を付けましょう。「今日のK18の相場はいくら?」と聞いてしまうと、9,374円と答えられても仕方なしです。「K18の1gで、いくらの支払いをしてもらえますか?」が正解です。その金額からそれ以上何も引かれないか念押しも忘れずに。手数料30%の店ならば6,561円と答えなければならず、手数料を聞かれなければ敢えて言わない店も増えています。その金額を言った時点でお客様の選択から漏れてしまうからです。必ず手残りの金額を聞きましょう。③は特に悪質ですが、「親から預かった物なので、今夜帰ってから親と話し合うので今日は決められません。」、それでもしつこい場合は「このあと待ち合わせをしているので早く返して下さい」と言いましょう。それでもまだ粘る場合があります。「査定は0円ですが1つも売っていかない人は今まで1人もいない。1つくらいは売ってもらわないと困ります。上司に怒られます。」など、これは実際にお客様が経験して話してくれた事です。そんな場合は根負けせずに「これ以上しつこくするなら、グーグルの口コミに星1で今やっている事を書かせてもらいます。」と言ってみましょう。だいたいこれで諦めます。このように利益追求だけをしている店舗もありますが、しっかりバランスを考えて営業しているお店もあります。ご自身の足で店舗回りをし、しっかり見極めるのが最善です。
買取店過大広告にメス
消費者庁は4月18日、景品表示法(以下:景表法)の運用基準の見直しを行い、買取りを規制対象としました。これまで物品等の買取りは景表法の対象外でしたが、消費者トラブルが増加していることを問題視したようです。買取事業者の過大広告の行き過ぎにストップですね。『運用基準改定の背景には、買取サービスが普及するなか、事業者が広告で表示した金額と実際の買取金額に乖離があり、消費者トラブル事例が報告されていることを問題視したことがある。また、広告を見て消費者が買取りを求めた物品を実際には買い取りできないと断るケースや、買い取る場合も広告の金額に比べて大幅に安く買い取られるケースが挙げられている。2022年4月14日に開かれた第2回景品表示法検討会で、買取業者から「ほとんど価値がない」などと0円査定ないしは、安く買い取られても消費者には専門知識がないため、その金額が妥当かどうか判断できず、事業者の言い値で買い取られてしまうことを、国民生活センターから指摘されていた。」。買取金額50%アップや5倍キャンペーン等、どう考えてもおかしい事をうたう業者にはお気を付けください。チラシと金額の乖離が大きい業者は消費者庁に相談した方が良いかもしれませんね。